2010年03月06日
にとはちさま
今日は雨降り。山はスッポリと雲に覆われていますね。
ところで『にとはちさま』って知ってますか?
長野市の古牧地区に伝わる義民助弥を主人公にした民話劇の事。
この地区に関係する古牧・緑ヶ丘・南部の3つの小学校が持ち回りで行っており、今年はうちの子が通っている古牧小学校が担当である。
また地区には「にとはちさま保存会」があり、こちらの方々が劇の指導を行って頂いている。
本当は昨年の12月に公演予定だったのだが、新型インフルエンザの流行のためにこの3月に延期になっている。
ストーリーは江戸時代に財政困難に陥っていた松代藩は「一俵につき玄米三斗」の年貢を庶民に課した。
しかし善光寺平の農民は自分が作った米が自分の口にも入らない状況に、各村の名主たちが松代藩に減免を願い出るも聞き入れられず。
そこで幕府に直訴する事とし、7名が幕府に赴き二斗八升の実現を果たす。
しかし直訴行為を重く見た松代藩によりこの7名は捕えられ、うち3名が処刑されてしまった。
この3名のうちの一人が助弥なのだが、封建制度の下では罰せられた人の名を呼ぶ事は許されなかったため、「にとはちさま」と呼んで崇めてきた。
自分達の暮らしを守ってくれた先人の偉業を忘れず、語り継いでいくために民話劇として続けているとの事。
うちの子も出演するので、明日の公演を楽しみにしてます。
ハンカチを忘れないようにしないと・・・(^^ゞ
Posted by ボス at 09:35│Comments(0)
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